- 何度もプランを再考し、広くて吹き抜けのあるLDKを創出
- “水木しげるロード”に近い港町で、約半世紀鮮魚卸売業を手掛けておられた奥様のご両親。3年前にお母様が他界して店もたたみ、高齢のお父様が独り暮らししていたため、一人娘の奥様と御家族が同居を提案されました。広い玄関には、ご主人が一目惚れしたというロボット型の薪ストーブを設置。優しい温もりは吹き抜けを通じて二階へも届き、家全体を暖めています。3枚の大きな引き戸を隔てて広がる約20帖のLDKは、古民家風の落ち着いた雰囲気に仕上げました。「営業さんにわがままをいっぱい聞いてもらい、思った以上の家に仕上がりました。最初のプランとは全く違うんですよ」と奥様。
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“水木しげるロード”近くの港町に建つH様邸。
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亡きお母様が遺した、英国風の庭を生かした玄関前のアプローチ。
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通りに面した南側には、美容サロンのお客様専用の入り口を設置。
- 奥様の美容サロンと、ご主人用トレーニングルームも
- 玄関西隣には仏壇を供えた和室を設置。お母様を偲んで訪れるお客様が多いため、腰掛けて靴を脱ぎ、そのまま上がれるようにとの心遣いです。奥のお父様の部屋からは、お母様が手入れされた庭も見えます。ご夫妻の楽しみを満喫できる空間も贅沢に備えました。南側には、元々美容部員だった奥様が化粧品販売やフェイシャルエステを手掛けるサロンを併設。専用の玄関を設け、家族とお客様の動線が重ならない工夫をしました。体を鍛えるのが好きな御主人のためには本格的な筋トレマシンを導入したトレーニングルームを設置。家族一人一人の想いを大切にした空間が生まれました。
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お母様を偲ぶお客様が多いため、土間で靴を脱いで、そのまま和室に上がれる設計に。
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階段上に設置した天窓からは日中明るい陽射しが射し込みます。
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2階寝室の窓を開けると、吹き抜けを通じて薪ストーブの暖気が上昇。家全体を包みます。
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部屋の中から、夏の風物詩「みなと祭」花火大会を楽しめるよう、2階西側に窓を配置。
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存在感たっぷりのロボット型薪ストーブが、玄関土間から家全体を暖めています。