建築実例

数十年後の将来を見越しても過不足のない家

建築実例 23

数十年後の将来を見越しても
過不足のない家

ナチュラルな板目のサイディングと塗り壁の併せづかいの配色が斬新ながら、スタイリッシュで落ち着く平屋の家。しっかり3台を確保した駐車スペースから、ポーチへ上がって玄関へ。すっきり片付くシューズクロークにベンチを備えた空間が、開放的な高天井のリビング・ダイニングへと誘導します。この家族団らんの場所を取り囲むようにレイアウトされたのは、南側にウッドデッキ、主寝室、ランドリー。そして、ストレートな動線でキッチンから水廻りへと続き、さらに、和室と2部屋の洋室へすぐ行けるという充実した間取り。各部屋に設けられた収納スペースに加えて、2.5帖のロフトも完備しています。数十年後を見越しても過不足のない究極の平屋が完成しました。

ひときわ目を引く片流れ屋根と外壁の配色

スタートは、フラットな陸屋根を乗せたキューブ型の家。けれど「雪の多い山陰なら屋根は片流れがベスト」との意見が出るとスタッフ全員が納得。片流れの屋根をスライドさせればリズムも生まれて、さらに個性的な印象に進化。ウォルナットに対して日本の伝統色「縹色(はなだいろ)」を配した外壁も加わり、今までにない和モダンな外観が完成しました。

メリハリの利いた空間構成が程良い
家族の距離感を演出するリビング

高さ365cmという標準以上の天井高で、平屋を忘れさせる圧倒的な開放感を手に入れたリビング。写真正面には、天井を低く抑えてゾーニングしたダイニングキッチン。左に見える美しい縹色の外壁が主寝室で、右に見える移動式の梯子でロフトへ上り下り。高低差で生まれたメリハリが、リビング空間に心地良い緩急を演出しています。

天井の高低差で生まれた便利なロフト

隣り合うリビングと和室を天井の高低差でゾーニングすると、和室の上部に充分な収納空間が出現。季節外や断捨離できない物はこのロフトへ。

大開口の段窓で内外の境界を曖昧に

ウッドデッキに面したサッシは、掃き出し窓に高窓を組み合わせて大開口に。プライバシーを守りながら屋外と屋内の境界を曖昧にしたリビングが更なる開放感を演出します。

小窓を設けてさらに明るくなった
ペニンシュラ型キッチン

実用的な使い勝手の良さにこだわり、一方が壁に面するペニンシュラ型を採用したキッチン。通路はゆったりと真っ直ぐ延び、高機能がシンプルに美しく納まる。小窓を設けた背面の作業台は明るく、洗面脱衣からバス、そして、トイレからリビングに戻る回遊式動線も日々の家事をスムーズにする強い味方です。

秘密基地にもなりそうなロフト

片流れ屋根の勾配を活かした和室の上のロフト。移動式の梯子で上り下りするスタイルは、ご主人の書斎あるいは秘密基地にもなりそうな心躍る空間。

ランドリー視点の新たな家事動線

洗濯コーナーから主寝室を通ってランドリーに行く設計。「干す・たたむ・仕舞う」という一連の家事をムダなく行える新たな家事動線を発見。

アウトドアリビングと呼びたい
ウッドデッキにはさらに役割が

リビングと主寝室、さらにタイルデッキを経てドアの開閉で玄関にもつながる多機能なウッドデッキ。道路とリビングの間にあることで、室内のプライバシー保護にも一役買ってくれる空間。傍らには、高さ4mのシンボルツリーを植栽。家族と一緒に育つ山採れの株立ちの木が頼もしい。

玄関以上の機能を備えるロビー的空間

設計当初のサイクルポートをなくし、収納を優先させた玄関内にはベンチを造付け。テーブルを置けば気軽な接客も、宅配の受取作業もスムーズに。

大の字になれるくつろぎの和室

幼いお子さまには必要と考え設計したくつろぎの和室。開き戸の押入れ横に設けたタイル貼りの間は、アイデア次第で何通りにも使える個性的なスペースに。