建築実例

日本の伝統的な美しさに大人の余裕を感じさせる家

建築実例 5

日本の伝統的な美しさに大人の余裕を感じさせる家

東の方角に広がる自然の緑を、借景に取り込んでしまおう! こうしてスタートした家づくりは、異例づくしになりました。先ず目を引くのは、やはり外観。正面玄関周りの意匠は、渋い色味の長屋門をイメージしています。1階には、家を横断するようにして10mの廊下が走り、伝統的な設えが光る和室とこだわりのリビング、そしてキッチンの位置取りも特徴的で、自然の緑はダイニングの借景に。2階には、寝室とランドリーというプライベートを集約させ、主寝室には広さ以上に収納力を高める工夫を施しました。日本の伝統的な美しさを取り入れて、暮らしやすさの中に大人の余裕を感じさせる家。いつかは住んでみたいと思わせる仕上がりです。

  • 1階床面積71.50m2(21.63 坪)
  • 2階床面積68.20m2(20.63 坪)
  • 延床面積120.20m2(36.36 坪)
  • 工事面積124.75m2(37.74 坪)
  • 敷地面積209.96m2(63.51 坪)

渋くて新しい現代の長屋門のイメージ

城下町松江の武家屋敷通り、その塩見縄手で見られる長屋門をイメージした正面玄関は、外壁にモダンスリットを選び、色は日本の伝統色〝濃藍〟を連想させるチタンブルー。右側上部に木製格子を設えたスペースは、充分な広さと高さでサイクルポートとしても使用できます。左側壁面に開けた円窓は和室の明かり取りで茶室を連想。ひらぎのジャパネスクの魅力が詰まっています。

ただ寛ぐことだけを優先させたリビング

移動するために人が歩かない〝たまり〟をつくり、その場所にソファを置く。リビングルームは、それくらい贅沢な場所であって欲しいと思いました。南側には、天井近くまである高さ2m40㎝の掃き出しサッシを2連にした大開口。その窓外にあるウッドデッキ越しに庭へと続くレイアウト。ダイニングとは隣り合わず、ただ寛ぐことだけを優先させた良質な空間にしています。

趣ある大人仕様の和室

円窓に組子細工の障子など、各所に施した伝統的な日本の美しさ。円窓の下には、足を下ろせる掘り込みカウンターテーブルを造付け。品格ある書斎の趣が誇らしい。

眺めのいいキッチンダイニング

窓外に広がる自然の緑を借景にしたくて、あえて一番東にレイアウトしたキッチンダイニング。立地環境を活かした企画設計で生まれたこの開放感は、なによりの贈り物。

家の真ん中にアレンジした
初めてのキッチン

ダイニングからの眺めを重視して生まれた間取りは、キッチンが家のほぼ中央にくるという、これまでにないアレンジ。廊下側を向いて配置されたペニンシュラ型オープンキッチンには、マルチ収納カウンターをプラスして、見た目以上のたっぷり収納を実現しています。また、広いウッドデッキに直接出入りできるようにして、BBQなど屋外での楽しみ方を提案しています。

完全2分割の
ウォークインクローゼット

収納スタイルが新しい主寝室。それはウォークインクローゼットをパパ用とママ用に完全2分割したこと。すると壁が増え、収納棚を倍に増やせるというメリットが。

ランドリーだけではもったいない
2階ホール

3帖半を確保した2階ホール。昇降式ホスクリーンを備えたランドリールームとしてはもちろん、ピアノコーナーなどアイデア次第で様々な利用が可能。

10m廊下は
この家のバックボーン的存在

玄関ホールに立つと緑の借景まで見通せる10m廊下は、この家のバックボーンのような役割を果たしています。和室からは縁側のように見えたり、あるいは、リビングの一部としてウッドデッキにひらけたり。さらに進むと、キッチンに対面するカウンタースペースであり、10mの一番先は、ダイニングに取り込まれるという設計。廊下以上の存在感をもって生まれた住空間です。

屋内と屋外との境界を
曖昧にしてくれるウッドデッキ

リビングから大開口で続くウッドデッキ。さらにその先には手入れされた庭があり、素敵な眺めが毎日楽しめる。長屋門風玄関から真っ直ぐ上がれる便利さも頼もしい。

見晴らしのいい
2階の子ども部屋

子ども部屋2は、ともに自然の緑が見晴らせる2階の一番東側。それぞれ約5帖の広さを確保して、不公平感をなくすようにプランニング。