運命的にめぐり会えた広い敷地に、理想だった平屋を建て、思い通りの幸せを描く家

間口の狭い平屋の奥にあるのは贅沢な〝現代風うなぎの寝床〟

〝うなぎの寝床〟と言われる京町家のように決して広くはない間口の家は、一見すると小さく感じますが、I様邸は文字通り縦に長い贅沢な平屋。新築だけれど、落ち着いて感じるその理由は、「リノベーションをしたような家にしたかった」というリクエストがあったから。新しいのだけれどしっくり馴染む、なんとも居心地のいい住まいなのです。

1 木目の外壁に片流れの屋根を乗せた平屋の家。屋内は間口からは想像できないほど広く充実。

2 スッキリと片づく玄関ホール。自転車を楽々置けるスペースがうれしい。 3 雪見障子に和紙張りの襖､縁あり畳のイ草の香りが清々しい本格的な和室。

暮らすことを楽しめる家は､心にゆとりが生まれる家でした。

I様邸のご主人は、フルマラソンの大きな大会で何度も優勝する一流のスポーツマンですが、家では整理整頓好きな良きパパ。「どんなに子どもたちが散らかしても、寝る前には必ず主人が片づけるんですよ」と話す奥さまは、木目にこだわったウッドワンキッチンでパンを焼く余裕ができたと楽しそう。可愛い姉妹がもう少し大きくなれば、3人でキッチンに並ぶ姿が見られそうです。

4 天井に段差を設けることでリビングとダイニングキッチンをゾーニング。

5 やさしい木目と使い勝手で選んだウッドワンキッチン。 6 高さのあるキッチンカウンターはお酒好きのご主人のために。 7 愛らしい姉妹のための将来の子ども部屋。 8 キッチンカウンターを中心としたスムーズな回遊動線。

9 キッチンに立てば家族みんなの様子がわかる安心設計。

10 寄木張りの床に黒い便器など意匠に凝った玄関脇のモダンなトイレ。 11 造作洗面のある脱衣スペース。洗濯機もシックな黒を選んで。

12 暗くなりがちな長い廊下も､南側にテラスを設けたことで明るく快適に。 13 中庭に面したテラスは､コの字の設計で生まれた価値あるスペース。