- 大空間設計を快適に実現 高気密高断熱の最新工法
- 古い閑静な住宅街の雰囲気に良く馴染む、和風な佇まいをみせるF邸。「ひらぎの」が手がけたこの家は、素材・デザイン・性能等々、施主のこだわり抜いた要望の一つ一つを丁寧に摘み取り完成させた住まいだ。
「誰がどこにいるのかすぐに分かるよう、全体を一つの部屋とするような、壁のない家づくりを目指した」とご主人の言うとおり、広い土間のある玄関フロアを抜けると、2回屋根裏(杉板天井)までの吹き抜けLDKを中心に、漆喰壁と無垢床という素材へのこだわりがプラスされた、ひとつなぎの大居住空間が縦横に広がる。
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石州瓦と塗り壁の落ち着いた外観
- この家ならではの見どころ コックピットとランドリールーム
- 見どころだらけのF邸だが、ご主人が「ここが家のコックピット」とユニークな表現をするキッチンもその一つ。リビングと対面するアイランド型キッチンは司令塔のように家の全てが見渡せ、そのアイランドとウォークスルーパントリーとのフレキシビリティーに富んだ回遊動線はバスルームとも連動し、あらゆる家事雑事に即対応する仕様だ。
ランドリールームと称する、吹き抜けと一体化した2階の共有スペースも独創的だ。物干室とファミリークローゼットを融合させたような発想だが、ひとつなぎ設計のおかげで風通しがよく、その機能性は抜群。ロフトや共有デスクコーナーなど、空間的なアイデアの数々もユニークで、この家の隠れた見どころの一つといえるだろう。
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家の中心でコックピットと呼ばれるダイニングキッチン